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2010.01.29
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平倉圭氏
(東京大学UTCP特任研究員、表象分析・知覚論)
「泥の解読:ロバート・スミッソンのダイアグラム」
平倉圭氏の専門は,表象分析,知覚論.主な論文に「マティスの布置─見えないものを描く」(『ディスポジション:配置としての世界』),「ゴダール,VJ」(『季刊インターコミュニケーション』vol.62)ほか.
講演概要:1968年,ロバート・スミッソンは「心の堆積:アースプロジェクト」というテキストを発表し,「泥の心」という概念=作品を提案した.大地に巨大な穴を掘り水を張る.水は土と混ざって泥になり,泥はそのうち乾いてダイアグラム状の亀裂が地表に走る.さて,「泥の心」とは何か.大地に走るダイアグラムは「泥の思考」を表現するのだろうか.言うまでもなく泥は思考しない.思考するのは,泥の乾燥パターンを観察する観察者である.だがそのパターンは,観察されることにおいて,観察者の観察と大地の変形とを通底させる.本発表は,スミッソンの作品群に繰り返し現れるこの通底を,「ダイアグラム」という概念を通して考察する.
1月29日(金)17:30〜19:00
名古屋大学文学研究科棟1階 大会議室
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